蜂の子って何?

NK細胞を活性化し免疫力を高める蜂の子

年齢を重ね、風邪が流行る時期になると「免疫力が弱る」という話をよく耳にします。
そもそもこの「免疫力」というのは、体に入ろうとするウイルスや病原体、毒素などから体を守ろうとするシステムの事です。
免疫力を高めるには、免疫細胞を活性化させる必要があります。この免疫細胞というのが「NK(ナチュラルキラー)細胞」です。
NK細胞は、ウイルスに感染した初期に働くもので、感染症を予防し、感染してしまった場合も初期症状で抑えるために働きます。
蜂の子にはこのNK細胞を活性化させる働きがあり、免疫力を高める食品である事が分かっています。

NK細胞を活性化させる蜂の子の栄養素

蜂の子には、NK細胞を活性化させるための下記の栄養素が多く含まれています。

ビタミン

蜂の子は、ビタミンB群、ビタミンCをバランス良く含んでいます。
神経系の働きを正常にする「ビタミンB12」、善玉コレステロールを増やしストレスを軽減する「パントテン酸」、神経伝達物質の合成を促す「ピリドキシン(ビタミンB6)」などです。
これらは、偏って摂取してもその効果は十分に得られず、バランスよく摂取する事でそれぞれが協力し合って働きます。
ビタミン群は、外部からの細菌、ウイルスを排除するT細胞とB細胞をうまく連携させる働きを持っています。
T細胞は、外から入って来た異物を認識し、体を守る役割を果たすものです。
またB細胞とは、外部から侵入してくる病原菌に応じ抗体をつくるもので、どちらも体を守る免疫細胞です。
バランスよくビタミン群を摂取する事で、T細胞とB細胞をうまく連携させ、その効果を十分に得る事が出来るのです。

ミネラル

蜂の子はミネラルとして、亜鉛、カルシウム、カリウム、リン、マグネシウム、鉄、銅、ナトリウムを含んでいます。
その中の「亜鉛」には、リンパ球が多く存在する胸腺を活性化させ、T細胞の機能を高める効果があります。
また「マグネシウム」は、体の中の300以上の酵素に関与しているため、特に不足してしまうと免疫力の低下に繋がります。

蜂の子には、リンパ球の働きを助ける効果もあります。
リンパ球とは、白血球の一種で、こちらも外から入ってくる菌に対抗する免疫細胞です。
このリンパ球は、ホルモンバランスが崩れると数が減少する傾向にあります。
蜂の子にはホルモンバランスを調整する働きがあると分かっており、リンパ球の減少を防ぐ働きがあります。
このように、蜂の子にはNK細胞を活性化させるための栄養素を含み、免疫細胞を活発にする効果があるのです。

実験で明らかにされた蜂の子の効果

実際に、蜂の子を摂取してNK細胞の活性値を測定した実験がいくつかあります。
いずれも、普段から「疲れやすい」と自覚症状を持っている人数名に、蜂の子の粉末を一定期間摂取してもらい、その後のNK細胞活性値を測定するといったものです。
その結果、摂取前は平均14.2だった数値が、摂取後には24.1まで高まり、蜂の子にNK細胞を活性化させる効果があると判明しました。
この実験に参加した人の多くは「疲れにくくなった」「風邪を引きにくくなった」とその効果を実感しています。
その他、体が軽くなったように感じたり、手足の冷えが改善したりと、体の不調への改善が多く見られる結果でした。

2000年前から認められていた蜂の子

近年になり、NK細胞を活性化させ、免疫力を高める効果があると注目されている蜂の子ですが、実はその効能は約2000年も前に明らかにされていました。
中国最古の薬学書「神農本草経」に、蜂の子に免疫力を高める効果があると記されているのです。
神農本草経は、様々な生薬を安全性と効能でランク分けしていますが、蜂の子を最上のランクの「上品」に位置づけています。
上品は「体を軽くし、元気を増し、生命を養い不老長寿の作用がある」と認められたものです。
具体的な効能は、「衰弱している人の内臓や機能の元気を補う」「皮膚にツヤが出て顔色が良くなる」「年齢を重ねても老衰しなくなる」「頭痛を治す」などです。
中国の明の時代に著した「本草綱目」にも、心腹痛、感染症、風疹、梅毒、婦人病の症状にも効果があると書かれています。
中国以外でも蜂の子に関する文献は30か国以上で存在し、病後の体力回復、ビタミン不足による病の予防、改善、神経衰弱、倦怠感、心疾患に効果があると認められております。
また、日本でも戦時中の食糧難の際に、蜂の子を頻繁に食べていたという報告があります。
蜂の子は非常に多くの栄養成分が含まれており、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル、脂肪酸などが含まれています。
全て健康な体をつくる上で必要な栄養成分であり、蜂の子がその成分を効率よく摂取できる事が分かります。
このように蜂の子は、免疫力を高め健康を保つ食品としてずっと昔から認められ、世界各地で摂取されてきた食品なのです。

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