蜂の子って何?

実は親しみやすい味の「蜂の子」

蜂の子は非常に栄養価が高く、高級珍味として扱われています。また、9種類ものアミノ酸や鉄、カルシウム、カロテノイド、亜鉛、ビタミン類など、身体を健康に保つための栄養素が豊富に含まれています。
ですが、昆虫を食べる文化がない日本においては、昆虫食はゲテモノ料理のように見られがちです。蜂の子も、その見た目が「幼虫」そのものであるため、馴染みのない人には手を出しにくい食品です。
実は蜂の子の味は非常に淡泊かつクリーミーで、上品さを感じるものです。また、日頃私たちが食べている食品に味が似ているものが多いのも特徴です。

蜂の子に味が似ている食品

蜂の子の味について「ピーナッツバター、白子、うなぎ、レバー、チーズ」のような食品に例えられる事が多いです。
また、その味を表現する時には「甘い、クリーミー、ミルキー、淡泊」という言葉がよく使われます。
上記の表現から分かるように、普段私が口にしている食品と味が似ているため、「どこかで食べたことがあるような味」と言われるのが蜂の子の特徴です。
白子やうなぎなどの高級食品に味が似ている事から、「上品な味わい」と表現される事もあります。

蜂の子の食感について

蜂の子の食感についてですが、外側がカリッとして中がドロッとしており、噛むとシャリシャリとしています。この独特な食感が、好き嫌いが分かれる部分でもあります。
蜂の子は地域によって生でも食べられていますが、食感が苦手な人は調理して食べる事をおすすめします。
蜂の子の調理方法で有名なのは、甘露煮や佃煮で、醤油と砂糖で甘辛く煮たものです。市販されている蜂の子食品にも多いのがこの佃煮です。
その他は、炒めた蜂の子を入れた炊き込みご飯、バターしょうゆ炒めなどの炒めもの、地域によっては生で食べる事もあります。
味付けの濃い調理方法や、他の食品に混ぜて調理をする事で、見た目のグロテクスさを軽減する事ができますし、食感が苦手な人でも食べやすくなるでしょう。

意外に食べやすい蜂の子

日本では、蜂の子を含め昆虫を1度も食べた事がないという人は多いと思います。
ですが、長野や岐阜、愛知、山梨などの山間部では、タンパク源を確保するのが難しかった時代があり、その頃から貴重なタンパク源として蜂の子が食べられていました。そのような地域では、現在も伝統料理として愛されています。
まだまだその見た目から蜂の子は敬遠されがちですが、実は味も美味しく非常に栄養価が高いと、良いところ尽くしの食品です。
現在、食糧飢饉対策として「昆虫食」が注目されています。蜂の子は日頃食べている食品に味が似ているため、馴染みやすく、一般的に食べられる食品になる日も近いのではないでしょうか。

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