蜂の子って何?

国際食糧農業機関(FAO)も注目する、タイでの一般食蜂の子

9種類ものアミノ酸や鉄、カルシウム、カロテノイド、亜鉛、ビタミン類など、豊富な栄養素 を含むことで注目されているのが「蜂の子」です。
昆虫食は高い栄養価のものが多いですが、日本では昆虫を食べるという文化があまり無く、見た目のグロテクスさもあり敬遠されがちです。
日本では「珍味」として扱われる蜂の子ですが、タイでは現在でも一般的に食べられている食品です。

タイにおける「蜂の子」の位置づけ

昆虫食の文化がない日本では、蜂の子はごく一部の地域で郷土料理として食べられており、近年では高級珍味として扱われています。まだ広く浸透していないのが現状です。
ですが、タイでは昆虫食文化が深く根差しており、蜂の子の他にもバッタやカエル、サソリ、コオロギなど、様々な昆虫料理が一般的に食べられています。
食用昆虫の繁殖も盛んで、蜂の子はタイでは一般的な食材として扱われており、貴重なたんぱく源として現在も食べられています。

タイではどこで食べられているか

タイでは蜂の子が一般食として扱われているため、簡単に見つける事が出来ます。
現地の方がビンに入れて歩き売りをしていたり、ホテルのメニューに出てきたり する事もありますが、1番見つけやすいのが屋台です。
タイでは屋台の文化があり、市場や繁華街などにはたくさんの屋台が並びます。共働きの人が多い為、都市部に住んでいる人などはおかずを屋台で買う事が多いです。昆虫食を販売する屋台もあり、蜂の子を含め何種類もの昆虫を販売しています。
馴染みのない日本人にとっては衝撃的な光景ですが、タイに行って蜂の子を食べたいと思った時には、屋台などを探してみるといいでしょう。

世界的に注目され始めている昆虫食

タイ保健省の調査により、栄養価の高い食品として一般的に食べられていた昆虫食ですが、近年、国連食糧農業機関(FAO)が同じように昆虫食を勧める発表をした事で、世界的に昆虫食が注目されています。
昆虫は鉄分・タンパク質・ミネラルなどが豊富で、肉や魚と同等の栄養価を含んでいるとの内容が記してあります。
栄養価が同等ながら、牛肉を1キロ生産するために8キロもの飼料が必要なのに対し、昆虫1キロの生産に対しては2キロの飼料で生産する事が出来るため、生産効率が良いというメリットを持っています。
また、食糧用の昆虫を生産する際も、家畜動物よりも少ない土地で生産する事が可能なため、環境にとっても良い食品です。

まとめ

冒頭にも記述した通り、昆虫の中でも蜂の子は栄養価の高い昆虫です。
メインとなるたんぱく源の他に、9種類ものアミノ酸やビタミン類も豊富に含まれているため、それぞれの成分が総合的に作用し相乗効果が期待できます。
また、食糧飢饉の地域で心配されるのがたんぱく質不足ですが、蜂の子には100グラムあたり約17グラムもの良質なたんぱく質が含まれています。そのため、蜂の子は食糧飢饉を救う切り札とも言えるでしょう。
また、蜂の子は日本の一部ですでに食べられており、味はピーナッツやアーモンドのような味わいに似ているため、昆虫食に馴染みのない日本人でも食べやすい食品といえるでしょう。

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