蜂の子って何?

良質なタンパク質(必須アミノ酸)が豊富な蜂の子

古来よりタイ、ルーマニア、エクアドル、メキシコなど多くの国でタンパク源として食べられていた「蜂の子」。
日本でも、戦争中の食糧飢饉の際に貴重なタンパク源として食べられてきました。その文化があり、今も長野県、岐阜県、愛知県などでは伝統料理として愛されています。
こんなに小さい食材が食糧飢饉を補う事が出来た理由は、その栄養価の高さにあります。
蜂の子には「必須アミノ酸」が全て含まれており、健康を保つための栄養素がぎゅっと詰まっています。

必須アミノ酸とは

私たちの体は20種類のアミノ酸から出来ています。
そのうちの9種類が「必須アミノ酸」といい、それぞれ下記の役割を果たしています。

  • バリン…肝臓で処理されず、直接エネルギー源となる
  • ロイシン…筋肉のタンパク質分解を抑える
  • イソロイシン…筋肉疲労や、皮膚を回復させる
  • リジン…筋肉や骨の発育を助け、ウイルスを抑制する
  • メチオニン…肝臓から老廃物を取り除き、働きを助ける
  • フェニルアラニン…気分を向上させる、食欲を抑える
  • トリプトファン…成長ホルモンの分泌を刺激する
  • ヒスチジン…貧血や、消火器系の潰瘍を改善する
  • スレオニン…肝臓への脂肪の蓄積を予防

これら9種類の必須アミノ酸は体内で合成する事が出来ないため、食べ物から摂る必要があります。
その他の非必須アミノ酸も、老化とともに体内で合成できる量が減ってくるため、外部から摂取する必要があります。

必須アミノ酸を全て含む蜂の子

蜂の子のタンパク質が良質だと言われている理由は、上記で挙げた9種類の必須アミノ酸全てを含んでいるからです。1つの食材で必須アミノ酸全てを補える食品はなかなかありません。
人の身体は全体の20%がタンパク質でできており、タンパク質は20種類のアミノ酸によって構成されています。
私たちが食事から摂ったたんぱく質は、体内でアミノ酸に分解された後吸収され、働く場所に応じた形のタンパク質に再合成されます。たんぱく質は体内でいつも分解・吸収を繰り返しているので、毎日のアミノ酸の摂取が必要です。 乱れた食生活を送っていると、体内のアミノ酸バランスが偏ってしまいます。
その点、蜂の子は20種類のうち18種類ものアミノ酸を含んでいるため、蜂の子1つでバランスよくアミノ酸を摂取する事が出来ます。
また、アミノ酸以外にも、ビタミン、ミネラル、炭水化物、脂肪などが含まれており効率よく栄養素を体内に取り入れる事ができるため、非常に栄養バランスのいい食品といえるでしょう。

体の不調に効果のある「蜂の子」

脳、骨、内臓、神経、血液など、人間の体を構成する材料となるのがアミノ酸です。
つまり、アミノ酸が不足してしまうと、筋力低下や気分の落ち込みなど、体の様々な部分に悪い影響をもたらします。
アミノ酸を多く含む蜂の子は、昔の中国では生薬とされていました。2000年前の中国の医学書では「不老長寿の薬」と記録があり、最高ランクに位置付けられています。
書物の中には、蜂の子の効用として、感染症や頭痛、便秘、梅毒、婦人科などの症状に効果があるとされており、はるか昔から蜂の子の栄養価の高さが証明されています。
現在、日常生活の中で「疲れやすい」「いらいらする」と感じる事があっても、初めにアミノ酸不足を考える人は少ないです。そのため、毎日意識してバランスよくアミノ酸を摂取する事が必要なのです。
蜂の子は少ない量で必要なアミノ酸を効率よく摂り入れる事ができるため、体の不調を感じた時には蜂の子を試してみるのも良いでしょう。

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